地図によると922mの南葛城山の山頂はかろうじて河内長野市内となっています。(2008年12月)
山頂へのコースは滝畑から行くコースの方が変化もあり人気があるようですが、今回は迷うことが少ない初心者コースを使いました。
今回のコースはダイトレの南葛城山分岐から林道へ入ったのですがこの道を長時間(1時間以上)歩くことになり、この林道は和歌山県側にある為に南葛城山への道しるべに「この場所は高野口町です。」と書かれているものがありました。
帰りもこの林道を帰ったのですが、「こんなに歩いたかな?」と思うくらい遠く、遠く、感じました。
歩いたコース:
神納バス停→四季彩館→五ツ辻→南葛城山分岐→鏡ノ宿(一本杉)→南葛城山→鏡ノ宿(一本杉)→南葛城山分岐→五ツ辻→四季彩館→神納バス停
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四季彩館を見送りいわわきの道を登り始めると、やがて展望のいい休憩場に到着。
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私はこれまでここからダイトレを岩湧山へ向かっていたのですが、今回は初めて逆の紀見峠方面に向かいます。 道しるべに真新しい赤い「眺望良し」の表示が付け加えられていたので、楽しみに先に進みます。 |
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いわわきの道とダイトレの合流ポイント付近の見晴らしが良くなっています。 しかし残念ながらこの日はかすんでいて遠くまで見えませんでした。 |
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紀見峠に向かって歩き始めるとすぐに五ツ辻に着きます、ここにはベンチがありますが見晴らしがいいわけではありません。(振り返って撮影しています。)
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さらに進むとコンクリートで舗装された道と出会いますので右に進みます。(この舗装路の手前にはわだちが深くなった未舗装の道もあります。) (ここにはたくさんの道しるべがありますので、すぐに分かります。) |
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コンクリートで舗装された部分もあるのですが、未舗装の部分もあり大きな水たまりがたくさん出来ていてぬかるんだ道を進むのに苦労しました。 この林道は登りも下りもあまり感じない単調な道で、1人でいくと退屈します。 またここを単車で走る人がいるらしく、それを厳しく戒める看板がありました。 |
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林道を進むと最初の分岐に着きます、ここを右に進みます。
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林道2つ目の分岐です、土砂崩れがあったのかなという感じの右の道を進みます。 この右の道は中央に一本の深い溝ができていて歩くのが難しくなっています。
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2つ目の分岐を右に上がって森を抜けると、また林道に出ますので左に進みます。(そこにも道しるべがあったと思います、またこの辺は和歌山県のようです。) この辺りから笹の原に木が立っているという感じの森になります。 |
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ここの分岐を道しるべに従って、林道から右にそれていく道を進みます。(道しるべには”南葛城山・一本杉”とあります。) |
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南葛城山の少し手前にある一本杉(鏡の宿)。 説明によると、この祠には弘法大師がインドから呼んだ水神(善女竜王)が祀られていて、水不足の際にはここで雨乞いの儀式を行うのだそうです。 昔 祠の北側に直径1.5mの大木があったことから”一本杉”と呼ばれますが、この大木は昭和初期の台風被害で枯れてしまったとの事。(現在は2代目がいるとの事。) |
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蔵王峠への道を見送り、南葛城山の山頂を目指します。 帰りは蔵王峠へ向かうとなるとかなりの健脚が必要との事で、また長い林道を戻るかノゾキ平を経由して滝畑ダムに向かうことが多いようです。 |
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今回は冬に行ったこともあり、鳥のさえずりも少なく静かで風の音と風に揺れる笹の葉の音だけがする静かなところでした。 また南葛城山の笹原を見ていると、ちょんまげ頭の武士がひょっこり現れそうな雰囲気です。 |
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遠かった南葛城山の山頂に到着、山頂と言うと尖ったような場所を想像しますがここは平たい場所で見晴らしもなくて山頂という感じがしません。 いわわきの道を登った区間は登山している実感がありましたが、南葛城山分岐からの林道はとても長かったのですが急な登りが無かったので登山の実感が無く、到着した南葛城山が”和泉山脈最高峰”というのを実感できませんでした。 でも、このコースを使うと気軽に南葛城山の山頂へ挑戦することができます。(時間の余裕を持って行く必要があります。) |
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